1月19日

ダウンロード爆弾が頻出して閉口してるんですけど。一応キャッシュも削除してるけどあまり効果はないよう。

今日は舅の本命日。主人は多分それさえ忘れてます。まあ35年前だからね。舅は直腸ガンでした。今でも忘れもしない34年前の11月某日。いつものように晩酌して御飯を食べた舅が用足しにいって戻ってきたとたん、「痛い!」と畳につっぷしました。姑は痔のせいと言って舅をなだめていましたが、直感で重病と察したようです。翌日病院に連れていって、虎ノ門病院を紹介されて即入院しました。手術は8時間くらいと言われていましたが、数時間で終わりました。ガンが全身に転移しており手の施しようがないということで、開腹してすぐ閉じたようです。それから2か月余りで舅は亡くなったのですが、痛み止めのせいで、幻覚があったり、点滴をすべて外してしまうなど異常な行動がありました。看病に疲れた姑が一時自宅に帰って休養を取って病院に戻ったその日舅は亡くなりました。

医師が言うには舅のガンは20年近くたったもので、今まで痛みが出なかったのは奇跡的というものでした。それで献体してほしいという要望に姑と主人は同意して、すべてをとった舅はぺちゃんこの体で帰ってきました。

亡くなった日は東京で何十年ぶりかの大雪で道路が渋滞し、遺体が自宅に着くまで数時間要しました。舅に可愛がってもらった長男は3歳でしたが、「おじいちゃんが帰ってきたよ。」と言うと喜んで名前を呼びながら玄関へ行きましたが、祖父の姿を見て一瞬で静かになりました。子供ながらに異様さを感じ取ったんですね。

厳格な舅で大変だったけど、今はもう少し長生きしてくれたら家庭の状況も変わっていただろうなと最近は思います。

先日主人が誕生日を迎えました。来年舅が亡くなった歳と同じ年齢になります。何か感慨深いです。