ふるさと

私のふるさとは門司港です。田舎ですが小さい頃はそれなりに栄えていました。門司港は明治から大正にかけて石炭の積み出しや貿易港として栄えました。なので日銀の支店があったり、多くの銀行や企業の支店があり、また門鉄管理局があったりと当時の盛況ぶりがうかがえます。出光も門司で開業して成功を成し遂げました。

高校時代には関門大橋の工事を見ながら登下校しました。今は商店街もシャッター街と化しさびれてしまって寂しい限りです。門司港レトロも商店街には活気を取り戻すことはできなかったようです。

住んでいたころよりさびれていく街を見るのは悲しいです。もう何年も帰郷していませんが時折夢で見ます。幼いころ遊んだ山や墓地、泳いだ海、岸壁。街は変わってしまってもみるのはその当時の風景。実家ももうありませんが私の原風景はここ。