お迎え現象

Yahoo!で「お迎え現象」の記事を読みました。

8年前92歳でなくなった姑の話を思い出しました。義母は2回お迎え現象とも言える経験をしています。

1回目はまだ義母が70代だったかな。おじいちゃんの夢を見たと話しました。舅は亡くなって既に10年くらい経た時だと思います。

「玄関の上がり框に帽子を被ってコートを着たおじいちゃんが無言で座ってた。私はまだ行かないからと言ったんだ。」

その頃義母は問題を抱えていて心配した義父が迎えにきたのかと思いました。

2回目は亡くなるちょっと前でした。やはり夢の話でした。

「(自分の)兄弟が全員揃って一緒に行こうと家の角で待っているので、おじいちゃん(義父)に聞いたら行ってもいいって言われた。」

夢なのでお迎え現象とは少し違うかもしれませんが、兄弟のうち半分は既に亡くなっていました。

お迎え現象は故人が死を安らかに迎えることができるもの・・と記事にありました。お嬢さんでわがままだった義母でしたが、その反面苦労は人一倍、人の世話も人一倍した人生でした。私は既に実の両親は他界していますが、その死に目に会うことはできませんでした。が義母は家族全員揃った中で息を引き取り、亡くなる直前には自分の兄弟も最後のお別れにきてくれました。お迎え現象もさることながら今の世の中で義母の最後はとても幸せなものだったと思います。